
図面・資料の関係を、判断材料に変える。
AnnoLink Visualizationは、図面・PDF・写真・3Dデータの関係性をマップ形式で表示します。
明示リンク、属性リンク、逆引きを切り替えながら、設計変更・保全対応・不具合調査に必要な資料を読み解けます。
このページでは、まずProjectで参照したいファイルを絞り、必要に応じてEditorで注釈やタグを確認・編集する流れを説明します。そのうえで、AnnoLink Visualizationの4つの見方を紹介します。画像上の(A)(B)(C)などのマーカーと照らし合わせながら、どのボタンを操作し、何を読み取るのかを確認してください。
Projectで参照したいファイルを絞り込む
最初はProject画面で、参照したい資料を絞り込みます。検索欄に設備名、症状、作業内容、タグなどを入力すると、対象となる図面・PDF・写真・3Dデータを一覧できます。
- (A)検索欄:設備名や症状、タグを入力して資料を絞り込みます。この例では「RA448」「異音」「修理」などを条件にしています。
- (B)構成ツリー:フォルダや分類から対象資料を確認します。保存場所の構造を見ながら資料を探せます。
- (C)プロジェクトカード:検索条件に合う資料がカード形式で表示されます。サムネイル、ファイル名、AI要約、タグから内容を確認できます。
- (D)タグ・AI要約:資料を開く前に、内容の概要や関連タグを確認できます。
- (E)リンクマップ:絞り込んだ資料を起点に、関係する資料のマップを開きます。
この図から読み解けたこと:
RA448に関する資料が検索条件で絞り込まれ、仕様書、図面、写真、3Dデータ、保守点検計画書などが候補として表示されています。ここからリンクマップを開くことで、検索結果の一覧だけでなく、資料同士の関係まで確認できます。
Editorで注釈・URL・タグを確認して編集する
資料を詳しく確認するときは、ProjectからEditorで開きます。Editorでは、PDFや図面上の該当箇所に付けられた注釈を確認し、外部参照URL、内部リンク、AI要約、タグを編集できます。
- (A)資料ビュー:PDFや図面を表示します。マーカーをクリックすると、該当箇所の注釈を確認できます。
- (B)注釈:資料の該当箇所に対する説明や確認事項を記録します。
- (C)外部参照URL:SharePoint、Teams、Webページなど、外部資料への参照先を登録できます。
- (D)タグ:「手順書」「異常」「確認する」など、資料の意味や用途を整理します。
- (E)AI要約・再AI要約:資料の概要や候補タグをAIで整理し、人間が確認・採用できます。
- (F)このファイルを中心に可視化:現在開いている資料を起点に、関係する資料のマップへ移動します。
この図から読み解けたこと:
保守点検計画書の該当箇所にAI要約が付いており、関連タグとして「手順書」「異常」「確認する」などが整理されています。Editorでは、資料を読むだけでなく、判断に必要な注釈・タグ・参照先を整備し、その後Visualizationで関係性を確認できます。
1. 明示リンク:人が設定した確認の流れを見る
明示リンクは、ユーザーが「この資料はこの資料と関係がある」と設定した直接リンクです。人が意図して作った確認ルートを表示します。
- (A)関連を見る:登録済みの資料関係マップを表示します。
- (B)明示リンク:人が設定した直接リンクだけを表示します。
- (C)属性リンク・タグOFF:タグ由来の関係を消し、明示リンクだけを見やすくします。
- (D)丸い点:図面・写真・仕様書・手順書などの資料です。
- (E)矢印付きの線:どの資料からどの資料へ参照しているかを表します。
- (F)関連度:表示する範囲を絞り、主要なリンクだけを確認できます。
この図から読み解けたこと:
RA448の異音対応では、写真資料からRA448関連資料へ、そこから仕様書、異音応急対応・運転制限、異音原因切り分け手順へと確認が進む流れが見えます。つまり、異音対応時にどの資料を順番に確認すればよいかを読み取れます。
2. 属性リンク(タグなし):資料同士の関係だけを簡潔に見る
属性リンクは、同じ属性やタグを持つ資料同士をつなげて表示します。タグを非表示にすると、資料同士の関係だけをシンプルに確認できます。
- (A)属性リンクON:共通する属性を持つ資料同士を線でつなげます。
- (B)タグOFF:タグ名の点を非表示にし、資料だけを表示します。
- (C)関連度:値を高くすると、関係が強い資料だけに絞れます。
- (D)丸い点:表示対象の資料です。
- (E)点を結ぶ線:共通する属性によって資料同士が関連していることを表します。
この図から読み解けたこと:
RA448仕様書、月次点検要領書、部品表、予備品在庫表が、ひとまとまりの関連資料として見えています。細かいタグ名を表示しないため、会議や説明資料では「この4資料は一緒に確認する価値がある」と直感的に示せます。
3. 属性リンク(タグあり):なぜ資料がつながるのかを見る
属性リンクにタグを表示すると、資料同士がなぜつながっているのかを確認できます。資料だけでなく、資料をつなぐ意味や分類も見えます。
- (A)属性リンクON:同じ属性やタグを持つ資料を関連表示します。
- (B)タグON:タグそのものをマップ上に表示します。
- (C)緑色の丸:図面・仕様書・部品表・点検資料などの資料です。
- (D)青色の丸:「仕様書」「図面」「異音」「点検」「マニュアル」などのタグや属性です。
- (E)青い線:資料とタグ、またはタグを介した資料同士の関係です。
- (F)関連度:広く見るか、強い関係だけに絞るかを調整します。
この図から読み解けたこと:
RA448に関する資料が、仕様書、図面、異音、点検、マニュアル、手順、部品といった意味のまとまりでつながっていることが分かります。属性リンク(タグなし)が資料群を簡潔に見る表示なら、タグあり表示は「なぜ関係しているのか」を確認する表示です。
4. 逆引き:状況・対象・作業内容から必要資料を探す
逆引きは、ファイル名ではなく、現場の状況から必要資料を探す機能です。設備名・症状・作業内容を条件にして、確認すべき資料候補を表示します。
- (A)逆引きで探す:対象、困りごと、やることから資料候補を探します。
- (B)対象:設備名・製品名・部品名などを指定します。例:RA448。
- (C)困りごと:異音、漏れ、振動、温度異常などを指定します。
- (D)やること:点検、交換、確認、調査などを指定します。
- (E)候補表示:必ず見る、確認、念のため、など候補の種類を切り替えます。
- (F)候補重要度:重要度を上げると、優先して確認すべき資料に絞れます。
- (G)表示件数:候補数を調整します。少なくすると読みやすく、多くすると広く確認できます。
- (H)中央のピンク色の丸:現在の条件です。この例では「RA448 / 異音 / 点検」を表します。
- (I)周囲の丸:条件に合う資料候補です。
- (J)色分け:必ず見る資料、確認候補、念のための資料などを区別します。
この図から読み解けたこと:
RA448で異音があり、点検するときに見るべき資料候補が分かります。異音原因切り分け手順、異音応急対応・運転制限、月次点検チェックシート、月次点検要領書、仕様書、部品表、ベアリング交換手順書、予備品在庫表、類似機異音対応メモ、振動センサ配置図などが、点検前・点検中・対応判断の材料として表示されています。
4つの表示をどう使い分けるか
- 明示リンク:人が設定した確認ルートや参照関係を見る。異音対応時にどの資料を順番に確認するかが分かります。
- 属性リンク(タグなし):関係する資料のまとまりだけを簡潔に見る。仕様書、点検要領書、部品表、在庫表などの資料群が分かります。
- 属性リンク(タグあり):なぜ資料同士がつながっているのかを見る。仕様書、図面、異音、点検、マニュアルなど、資料をつなぐ意味が分かります。
- 逆引き:設備名、症状、作業内容から必要資料を探す。RA448で異音があり、点検するときに見るべき資料候補が分かります。
AnnoLink Visualizationは、資料を探すだけの画面ではありません。設計変更・保全対応・不具合調査の場面で、判断に必要な資料の関係を読み取り、確認すべき資料を見つけやすくするための画面です。
まずはデモで、
資料の関係がどう見えるかを体感してください。
明示リンク、属性リンク、逆引きを切り替えることで、同じ資料群でも違う視点から読み解けます。公開デモで、資料の関係性を判断材料として確認する流れをご覧ください。